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2020年7月24日 (金)

新型コロナウィルス感染症に苦しむ世界のための祈り

 ここ半年、世界はパンデミックに揺れる日々を経験してきました。日本も大変な時期を心ひとつに乗り越えてきていますが、非常事態宣言が解除されて人々の気持ちがちょっと緩んだ気がします。

残念なことに、世の中はコロナに感染するの人々の数が日々増加しています。

私たちは人類の生命の危機をしっかり認識し、意識を新たにこの苦境を乗り切っていかなければいけない時に来ています。

私は毎晩夜10時に医療従事者のために祈りを続けているのですが、いくつかの祈りの中で、所属する山手カトリック教会から頂いた祈りの言葉がとても心に響いています。

一日も早く希望の光が見えてきますように、ここに全文をご紹介したいと思います。


〜〜〜〜〜

[新型コロナウィルス感染症に苦しむ世界のための祈り]


いつくしみ深い神よ、

新型コロナウィルスの感染拡大によって、

今、大きな困難の中にある世界を顧みてください。

病に苦しむ人に必要な医療が施され、

感染の終息に向けて取り組む全ての人、

医療従事者、病者に寄り添う人の健康が守られますように。

亡くなった人が永遠の み国に迎え入れられ、

尽きることのない安らぎに満たされますように。

不安と混乱に直面している全ての人に、

支援の手が差し伸べられますように。


希望の源である神よ、

私たちが感染拡大を防ぐための犠牲を惜しまず、

世界の全ての人と助け合って、

この危機を乗り越えることができるようお導き下さい。

私たちの主イエス・キリストによって。

アーメン


希望と慰めのよりどころである聖マリア、

苦難のうちにある私たちのためにお祈りください。


  2020.4.3 日本カトリック司教協議会認可


Posted at 06:54 午前 日々の祈り |

2020年7月 4日 (土)

エチオピアの友人家族

一昨日、知らない方からメールが入っていました。

最初間違いメールだと思っていたのですが、ちょっと気になって後にゆっくり開いてみると、Gobena Familyと言う名前が書いてありました。

もしかして以前、世界銀行で同僚だったTem Gobena?

私が初めて赴任したときに、人事部でチームを組んだ Temは立派な体格のエチオピア人のマネージャー。

大変誠実で真面目な人物、日本から赴任したばかりで何もわからない私を優しく指導して新しい環境に慣れるようにサポートしてくれた方でした。

世銀時代、メリーランドにあったテムさんのお宅に何度もお招きいただき奥様のエチオピア料理をご馳走になったのが初めて食べたそのメニューとともに懐かしく思い出されました。 

彼は家族でワシントンに赴任して長く、ワシントンのエチオピア人コミュニティーの重鎮でもあり、リタイヤしたらエチオピアに帰って出版社を作りたいと話されていたのを思い出しました。


さて、そのメールの差出人はGobena ファミリーからで、この3月に帰天された奥様のメモリアルサービスのお知らせでした。

日本時間で夜10時半からたっぷり2時間、エチオピアの教会でのメモリアルサービスがライブで配信されました。かなりの臨場感で、まるで自分がその教会で参列してるよう、それもリアルタイムで。

海外の世界も遠くなくなった、世界はつながっている、もうそういう時代なのですね。

ワシントンにいた時はティーンエイジャーだった長女が皆さんに感謝の言葉を述べられました。もちろんマスク姿で。コロナの状況でみんな集まることができないので動画配信にした旨を話されていました。

教会で祈りが始まる前、その画面では奥様と家族の写真が次々と写し出され、テムさん達は幸せな人生だったんだなと一目でわかるご家族の姿を見ることができて良かったです。

3人のお子さんとそれぞれの配偶者、そしてお孫さん達、世界中どこにいても、1つのカップルからこうやって家族が大きくなっているFamily treeを思い心が温かくなりました。

78歳で人生を卒業された奥様ですが、なんとテムはもうすでに天国の人となっていました。それも今回初めて知ったことです。

日本でもコロナの関係でズームでお葬式に参列したりと言う話を聞きますが、メモリアルサービスを世界の反対側からもリアルタイム配信で、どこにいても心を寄せられると言うのはなんだか嬉しい気がしました。

テムさんと奥様のご冥福をお祈りし、この世で、そしてあの怒涛のようなワシントンDCでの日々にお会いできたご縁をとても嬉しく思いました。

Mr & Mrs.Gobena, 人生の旅の途中でお会いできたご縁に感謝です。

Viva global family !

Posted at 03:00 午後 |