エチオピアの友人家族
一昨日、知らない方からメールが入っていました。
最初間違いメールだと思っていたのですが、ちょっと気になって後にゆっくり開いてみると、Gobena Familyと言う名前が書いてありました。
もしかして以前、世界銀行で同僚だったTem Gobena?
私が初めて赴任したときに、人事部でチームを組んだ Temは立派な体格のエチオピア人のマネージャー。
大変誠実で真面目な人物、日本から赴任したばかりで何もわからない私を優しく指導して新しい環境に慣れるようにサポートしてくれた方でした。
世銀時代、メリーランドにあったテムさんのお宅に何度もお招きいただき奥様のエチオピア料理をご馳走になったのが初めて食べたそのメニューとともに懐かしく思い出されました。
彼は家族でワシントンに赴任して長く、ワシントンのエチオピア人コミュニティーの重鎮でもあり、リタイヤしたらエチオピアに帰って出版社を作りたいと話されていたのを思い出しました。
さて、そのメールの差出人はGobena ファミリーからで、この3月に帰天された奥様のメモリアルサービスのお知らせでした。
日本時間で夜10時半からたっぷり2時間、エチオピアの教会でのメモリアルサービスがライブで配信されました。かなりの臨場感で、まるで自分がその教会で参列してるよう、それもリアルタイムで。
海外の世界も遠くなくなった、世界はつながっている、もうそういう時代なのですね。
ワシントンにいた時はティーンエイジャーだった長女が皆さんに感謝の言葉を述べられました。もちろんマスク姿で。コロナの状況でみんな集まることができないので動画配信にした旨を話されていました。
教会で祈りが始まる前、その画面では奥様と家族の写真が次々と写し出され、テムさん達は幸せな人生だったんだなと一目でわかるご家族の姿を見ることができて良かったです。
3人のお子さんとそれぞれの配偶者、そしてお孫さん達、世界中どこにいても、1つのカップルからこうやって家族が大きくなっているFamily treeを思い心が温かくなりました。
78歳で人生を卒業された奥様ですが、なんとテムはもうすでに天国の人となっていました。それも今回初めて知ったことです。
日本でもコロナの関係でズームでお葬式に参列したりと言う話を聞きますが、メモリアルサービスを世界の反対側からもリアルタイム配信で、どこにいても心を寄せられると言うのはなんだか嬉しい気がしました。
テムさんと奥様のご冥福をお祈りし、この世で、そしてあの怒涛のようなワシントンDCでの日々にお会いできたご縁をとても嬉しく思いました。
Mr & Mrs.Gobena, 人生の旅の途中でお会いできたご縁に感謝です。
Viva global family !
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